2019年9月19日木曜日

ポルトガル語翻訳者x行政書士 裁判所に提出される書類に関わったケース ①

行政書士は行政手続きの許認可に関わる業務が多いのですが、ポルトガル語の翻訳を行っている中で、弁護士さんや士業の方から相談され、裁判所に提出する報告書の作成や翻訳をお手伝いすることがあります。

そこで、今回は私が関わった裁判所に提出されたケース①についてご紹介します。

子をブラジルに連れ去られ、ハーグ条約に基づき返還されたケース①

ハーグ条約(国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約)は、国境を越えた子どもの不法な連れ去りをめぐる紛争に対応するための国際的な枠組みとして、子どもを元の居住国に返還するための手続などを定めた規定です。

日本とブラジルはこのハーグ条約を締結しています。

知り合いの紹介で私の方に相談があった今回のケースは、日本からブラジルに連れ去れており、既に日本の中央当局(外務省)でハーグ条約に基づく援助が決定されていました。

ブラジル側の中央当局は裁判所となっており、ブラジルの弁護士が裁判所に提出したポルトガル語の反論書が日本の外務省に届いたため、それを日本語に訳す必要性が生じました。

その後、ブラジル側の反論に対する更なる日本側からの反論として依頼者が作成した文書や立証資料を私の方でポルトガル語に訳し、ブラジルの裁判所に提出されるに至りました。

最終的にブラジルに連れ去れた子は日本に返還され、お手伝いさせていただいた立場としてとても喜ばしいケースとなりました。

ちなみに、多くのハーグ条約加盟国では英語の申請や翻訳も受け付けていますが、ブラジルは数少ない「受け付けない」国として掲載されています。

↓ 外務省HPの一番下「(2)日本の中央当局へ申請する方法」に ポルトガル語訳の添付を求める国:ブラジル と 記載があります。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/hr_ha/page22_000867.html

このため、ブラジルの裁判所に提出する書類はポルトガル語訳も日本側で用意する必要があったようです。

ご相談はお気軽にどうぞ。
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